ブーラングランガーデンの樹木の植え替え

 
 

地元の遺産であるブーラングランガーデンの樹木を保存するための、ユニークな環境プロジェクトが進んでいます。

 

Jardins des Boulingrins Monaco環境プロジェクト

Hôtel de Paris (オテル・ド・パリ) の一時的なセットアップと Sporting d’Hiver (スポルティング・ディバー) の臨時ショップ、そして将来のブーラングラン ガーデンの建物のために、 Société des Bains de Mer (ソシエテ・デ・バン・ド・メール) は、より多くの樹木、植物、および美しい品種(ヤシの木、広葉樹、熱帯植物など)を育成するため、フルスケールのエキゾチックで生き生きした植物プロジェクトを行うことを決定しました。
 

仮設店舗の建築が行われる間、現在ブーラングランガーデンに生息している樹木を植え替える必要があります。(リトルアフリカガーデンの植物は対象外)

ガーデンへの永久的な植樹に先立って、50本の樹木養樹園に植え替えされます。
 

この環境に優しいプロジェクトによって、モナコの植物遺産は、モンテカルロの中心で保存され、維持されます。

 

 

植え替え

予算見積もりの入札の後、このプロジェクトを請け負う会社が選ばれました。最適な状態で樹木を植え替えることは、絶対的な優先事項で、選考基準のひとつとなりました。また、プロジェクトを請け負う会社は、モナコの規則と規制、特にDAU (都市計画部門)のグリーン憲章に適合する必要があります。
 植物の種類に従って、一定の条件下で植え替えを行う必要があります。例えば、植物の根へのストレスを軽減するため、温度の高い土での植え替えは春の終わりに、また低温の土への植え替えは9月に行う必要があります。ヤシの木に必要な温度の高い土での植え替えは、6月14日に始まり、その後6週間を予定しています。
 

すべての大型植物は、SBM の3箇所の保存エリアに移されます。海沿いの道路近くにある、ニュービーチ近郊、Monte Carlo Beach (モンテカルロ・ビーチ)の側にある、La Vigie (ラ・ビジー)の養樹園、 そして3番目のサイトは、モイエンヌ コルニッシュの、「フォンディバン」と呼ばれる場所です。保存エリアに運ばれる植物は、幹や枝などが傷つかないように、予め麻布やその他の素材で十分に保護されます。
 

仮設店舗が開かれる間、植え替えできず養樹園に保管される植物は、永久に植樹される時まで植物コンテナで生育されます。保管期間中の植物の管理(散水、検疫処理等)は、SBM の庭師によって行われます。植え替えに先立ち、6月1日から、樹木の剪定、植え替え準備、通常の管理手順に従って、病気の植物や、枯れたり折れたりした部分を除去する作業が行われています。正確な植物数と種類のリストが作成され、政府当局に提出されました。

 

Jardins des Boulingrins Monaco管理

大半の樹木、特にブーラングランガーデンの、非常に大きい トックリキワタ の木は大部分がそのまま残されます。
 

建築現場のすべての樹木は、建築が進行する間、慎重に監視されます造園家のジャンムスが、樹木が完全な状態で維持されるよう、プロジェクト全般の指揮を執ります。レベリング作業と木の幹の間の最低距離、一時的な植物コンテナの使用の可能性、植物の根、樹幹、木の幹を保護するための植樹技術に関する仕様書がプロジェクト請負会社に提示されます。
 

すべての植樹エリアは、各エリアがどのように組織、管理されるか、また各植物のニーズに従って、適切な自動散水システムが配備されます。ドリップ灌漑は、花壇への散水に使用され、芝生には、マイクロスプリンクラーシステムを使用して散水が行われます。

 

造園家、ジャン ムスは、 地中海の土壌に関する完璧な知識、その先祖から伝わるノウハウ、 そして、環境と植樹現場の履歴を尊重する空間と環境への彼のコンセプトによって選ばれました。30年に渡り、ジャン ムスは、庭園を構成し、想像し、改革し続けています。彼は、一世紀以上に渡り、コートダジュールやフレンチリビエラの主だった庭園に新たな命を吹き込んできた、多くの素晴らしい造園アーティストのうちの一人です。Monte-Carlo Bay Hotel & Resort (モンテカルロ・ベイ・ホテル&リゾート) とジャン ムスのオフィスは、2010年ヴィクトワール・ダルジャン・デュ・ペイザージュを受賞しました。